Friday, April 11, 2014

写真の学びをライフスタイルを読み解く仕事に活かす

一ヶ月少々前のことになりますが、2年滞在したロンドンから日本に戻りました。2011年8月「異なる文化の中での市場・顧客分析の仕事を通じて、人々のライフスタイルや社会の雰囲気 を写真で表現することに魅せられ」て、もっと専門的に時間をとって学んでみたいと思いロンドンに留学しました。

image

London 2011

町や人の観察への興味は、些細なきっかけだったと思います。東京のオフィスでマーケティングの仕事をしていたとき、自分がオフィスで働いている時間帯、町はどんな人が何をしているのだろう、と思いときどき有給を使って町に出て歩いたものでした。恵比寿、目黒、渋谷、品川、巣鴨、秋葉原、新宿など、百貨店、美術館、商店街を自転車や徒歩で尋ねました。昔、村上春樹さんが村上朝日堂というエッセイで書かれていましたが、日中に30代の男性が町を歩いていると目立つし不信に思われる、というのは結構21世紀になっても同じではないかと思ったものでした。

30才になって上海への転勤を経験しました。3年あまり暮らした上海では、町にあふれる人、音、におい、建築物など全てが新鮮だったのを憶えています。はじめて訪れた共産国の自由経済都市の様子や、出張で訪れずた各地方の違いに驚きました。それは車や家電製品の普及位率という統計上からもわかりましたし、低層の公営住宅が無数にならぶ地方の町の風景や水牛が農作業しながら鶏が放し飼いで走り回る民家からも一目瞭然でした。

image

Shanghai 2010

今、深刻な問題であるPM2.5も当時は上海万博開催準備のため、都心の工場の操業は制限を受けていたため青空の日もときよりありました。一ヶ月単位で破壊と作り変えで姿を変えていく町の様子は、当時の自分には伝統が損なわれもったいないと思う気持ちと同時に、発展を象徴する存在で新鮮ですらあったのを思い出します。

国だけでなく地域が変わるだけで、これほど違うというのは、衝撃でした。3年ほどたつと、更に異なる文化の町並みや生活を見てみたくなりました。それに加え、人々のことを知り、生活の違いや面白さに気がついたときに、それをもっと深く知り伝える方法を自分の中に持ちたいと思い以前から一度暮らしてみたかったロンドンの大学で写真とドキュメンタリー調査について学ぶことを決意したのです。

そこでの学びは、これまでこのブログでも記してきたように「仮説・調査・分析・報告・議論・戦略」という仕事のスタイルの「調べる、分析、報告」という部分に、写真や映像の力を活用するためのトレーニングだと意識して取り組みました。

グローバル化というのは、もう長らく語られているキーワードですが、国内の特に地方にいるとまだまだ少し距離のある遠くの話題のような気がします。

image

London 2013

しかし、上海、ロンドン、スリランカ、インド、アフリカである期間過ごしてみると、もうずっと以前からグローバル化は日常の一部です。特に、上海、ロンドンは文化のるつぼでした。人々のバックグラウンドが異なっているのが前提です。言葉だってばらばら。自分たちが常識だと思っていることがみんな違っているため、とくにロンドンでは違っていても割りと快適に過ごせる社会でした。名門大学院のクラスメイトの5〜8割が外国人なんてロンドンでは普通です。

百聞は一見に如かず、という言葉の通り、みんなの考えている「普通」がそれぞれの出身民族や文化で違うわけですから、いくら説明を聞いてもなかなか想像が難しいものです。

image

Uganda 2012

2012年にアフリカのウガンダを尋ねたとき、田舎町でも携帯電話を持っている人は多いんだよ、と友人から聞きました。電気が行き渡っていないのに携帯?と思ったものですが、ソーラパネル発電など電気の来ている人の家で充電をお願いしたり、1時間以上かけて町まで有料充電サービスを使いに行ったりと、私からしたら不便きわまりないわけです。

しかし、夫婦別居が多いウガンダでは絆となる大切なツールであることが、状況を見ることで一気に理解できました。それに携帯電話の電波が来ているということは、インターネットに接続もできるのです。電気も水道もガスもなくてもネットはあるというはとても不思議でしたけれど。

スリランカのコーヒープロジェクトでは、「コーヒーを嫌いな人は95%」ですというより、何枚かのコーヒーを飲んだ後、苦味に顔を歪める顔を見ればどれくらい敷居が高いかも実感できます。フィールドワークの大切さと面白さを知ることができました。

そんな実体験と学びをバランスよくできたロンドン留学でした。次は、本格的にこの経験を職業として確立していくことです。

現在、写真・映像と数量分析の両方によるハイブリッドなライフスタイルリサーチのユニットの立ち上げをパートナーと準備しています。自分たちの強み、会社・個人事業主、会計、組織名、ロゴ、WEBなどなど、日々奮闘中です。春は新しいことをするのに気持ちのよい季節ですね。またその設立過程もこのブログに適時アップしていきたいと思います。

image

2014年度もこのブログはPhoto toという名前の通り、写真や映像を大切に気づいたことを記していきます!

Sunday, April 6, 2014
Reunion with old classmates and Sakura/級友と桜との再会
This small park became a special place with them.
高校の同級生とその家族と名古屋市名東区の公園に集う。
そんなとき、普通の小さな公園も特別な場所になります。

Reunion with old classmates and Sakura/級友と桜との再会

This small park became a special place with them.

高校の同級生とその家族と名古屋市名東区の公園に集う。

そんなとき、普通の小さな公園も特別な場所になります。

Thursday, April 3, 2014
An early flowing tulip
先日、ソニーのRX100というコンパクトデジタルカメラを入手した。これまでは主に写真はiPhone5sかEOS 5D Mark2で撮ることが多かった。しかし、この両者には結構大きな画質のギャップがある。確かに、パソコンおモニターや新聞のような紙に印刷するニュース写真には、iPhoneでも十分かもしれないが、もう少し質のよい紙に美しく映し出すには十分ではない。
求めたのは、ポケットに入れることができてそれでも高画質。ソニーRX100は1インチのCMOSセンサーといって、通常のコンパクトデジカメに比べて大きな光の眼を持つ。これだと目をつけたのは1年ほど前。とうとう入手することができた。
最近は、日課のランニングをするときも、これをポケットに入れておいてときどき気がついては取り出して撮影している。コンパクトでここまで写れば大したものだ。それに、フィール調査を美しく残したい時や、モデルを緊張させない気軽な撮影にも力を発揮すると思う。

An early flowing tulip

先日、ソニーのRX100というコンパクトデジタルカメラを入手した。これまでは主に写真はiPhone5sかEOS 5D Mark2で撮ることが多かった。しかし、この両者には結構大きな画質のギャップがある。確かに、パソコンおモニターや新聞のような紙に印刷するニュース写真には、iPhoneでも十分かもしれないが、もう少し質のよい紙に美しく映し出すには十分ではない。

求めたのは、ポケットに入れることができてそれでも高画質。ソニーRX100は1インチのCMOSセンサーといって、通常のコンパクトデジカメに比べて大きな光の眼を持つ。これだと目をつけたのは1年ほど前。とうとう入手することができた。

最近は、日課のランニングをするときも、これをポケットに入れておいてときどき気がついては取り出して撮影している。コンパクトでここまで写れば大したものだ。それに、フィール調査を美しく残したい時や、モデルを緊張させない気軽な撮影にも力を発揮すると思う。

image

Sunday, March 30, 2014

Picture1: Ginger 2007   /2: 2014

神社で拾われたジンジャーも7才。神社の枯れ葉の上で寝ていたそうです。1枚目は2007年の子猫の時。2枚目は現在。

あのころ4匹いた猫たちもみんな20年前後生きて旅立ち、今はやっとジンジャーの天下ですが、見かけに割りに弱いので領土を守りきれません。


Ginger was an abandoned kitten in a shrine in 2007. Ginger is the almost same pronunciation with shrine(gin jia) in Japanese. The time of his coming, there were total four cats. After 7 years, they passed away. Now is the time he occupies everything. However, it’s not easy to protect his territory actually even in our garden… (though he seems strong…

Tuesday, March 25, 2014
Most famous scramble intersection in Shibuya, Tokyo. Shibuya river is still existing beneath the intersection area. 
久しぶりに訪れた渋谷スクランブル交差点。この交差点の下には、暗渠となった渋谷川が流れているのだそうだ。

Most famous scramble intersection in Shibuya, Tokyo. Shibuya river is still existing beneath the intersection area. 

久しぶりに訪れた渋谷スクランブル交差点。この交差点の下には、暗渠となった渋谷川が流れているのだそうだ。

Saturday, March 15, 2014
土筆/Horsetail春のおいしい野草のひとつつくしを家族で採った。一緒にそんなことをしたのはもう30年も昔じゃないかと思ったりした。いい時間。そろそろ春ですね。
It is a wild vegetable in spring. My family and I cropped it for dinner. I remember we did it together about three decades ago. This is the sign of spring.

土筆/Horsetail
春のおいしい野草のひとつつくしを家族で採った。一緒にそんなことをしたのはもう30年も昔じゃないかと思ったりした。いい時間。そろそろ春ですね。

It is a wild vegetable in spring. My family and I cropped it for dinner. I remember we did it together about three decades ago. This is the sign of spring.

南部鉄器・鉄瓶 /Nanbu Iron Kettle
友人宅で出してもらったお湯の美味しさの秘密は、この南部鉄器だった。お湯がまろやかで驚いた。水は身体の基盤となるたいせつな存在。自分もひとつ欲しいと思った。
This iron kettle suddenly attracted me. It makes normal hot water mild.

南部鉄器・鉄瓶 /Nanbu Iron Kettle

友人宅で出してもらったお湯の美味しさの秘密は、この南部鉄器だった。お湯がまろやかで驚いた。水は身体の基盤となるたいせつな存在。自分もひとつ欲しいと思った。

This iron kettle suddenly attracted me. It makes normal hot water mild.

Friday, February 28, 2014
Kawazu Sakura[河津桜] which is bloomed earlier than normal sakura. I’m looking forward to seeing spring season.

Kawazu Sakura[河津桜] which is bloomed earlier than normal sakura. I’m looking forward to seeing spring season.

Monday, February 24, 2014

一眼レフで動画撮影。外付けビューファインダーでピントを追う。

image

先日経験した舞台撮影の事例を踏まえて、一眼レフで動画を撮影し、編集して気がついたことをいくつか書いていこうと思う。ビデオカメラはないけれど、一眼で写真を撮っていて、せっかくだから動画も撮ってみようかなと思っている方にはいくつか役立つポイントがあるのではないだろうか。

まず、ぼくの状況としては、基本的に静止画撮影の知識と技術を大学の基礎コースと修士課程で学んだ背景はあるものの、動画撮影はほとんど独学であるという点。しかも、これまでハンディカムなどのビデオカメラで動く被写体を写した経験は多いものの、一眼レフでは主に三脚で固定撮影しての撮影やステディカムによるピント固定の歩行撮影に限られた

舞台では、動く被写体を追いかけながら、長時間撮影を続ける必要があるため準備を入念に行った。

ビデオカメラ以上の画質を誇る一眼レフの動画撮影機能。 しかし、元々静止画の専門機であるため、動画を撮るにあたって次の弱点を踏まえて使う必要がある。

  1. 一つの動画ファイルが4ギガになったら自動停止。(最新機種では自動にファイルが分割されて継続可能)
  2. 24分59秒でも自動停止。センサー保護のためとのこと。
  3. ピントは基本マニュアル調整。

今回の舞台撮影は、1時間40分をほぼノンストップで撮るため、一時停止したときの数秒をどう補完するかはひとつの課題であった。

この点については、サブカメラを導入することにした。

舞台全体を正面から映し続けるハイビジョンカムを一台三脚に固定した。そして、一眼レフは動きを追う遊軍的な立場で追う。予め台本を読み込み、また稽古を見に行くことでなるべく重要なシーンを途中で切らないように確認を行った。

3のピント合わせは映像品質そのものに影響を与える重要な点である。

事前にやっておくべきこと。

  • リングの左右で遠近のどちら側にピントが合うのか身体で覚える。
  • 外付けのビューファインダーを入手しておく。:このファインダーはほんとに大切。 理由は、次の3点。モニターを約2.8倍大きく見ることができる。まわりが明るい場所でもはっきり見える。三点を顔、手で固定できるためブレが軽減される。
  • 三脚もしくは一脚の入手。

ただし、動く被写体をマニュアルで追いかけながらピント合わせするのは、正直かなり熟練が必要。5D Mark2の場合は、録画中は被写体の拡大モードが機能しない。ビューファインダーがない場合、液晶を眺めながら動く被写体に向けてレンズのフォーカスリングを動かすため、カメラが相当ぐらつくし、ほんとにピントが合っているか確信を持てないまま撮影を続けることになる。

今回の撮影は、暗所で舞台を左右いっぱいに使う演劇だったのでこのビューファインダーがなければ、確実にピントを追うことはできなかったと言える。

いろいろなレベルの製品があるが、レビューで一番評判がよくて価格も1万円前後であるKinotehnikのルーペを選んだ。 実際には半額程度の製品もあるけど、こういうものは一度買ったらずっと使うことになるし、映像品質にもっとも影響を与える部分のひとつだから、高品質なものを選んでおいた方が先々よい投資になるはず。

image5D Mark2の液晶モニターを直接見る場合:固定ならこれだけでもOK。動く被写体の場合は難しい。

imageビューファインダーを使った場合:メリットは大きくクリアに見える。覗くときにカメラを固定できる。

ということで、動く被写体を一眼レフで動画撮影するには、まずこの外付けビューファインダー(ルーペ)は外せないアイテムである。これを入手したら、日々持ち歩いて動くものにピントをあわせる練習をすると、段々感覚が身についてくる。特に暗いところでのピント合わせはとてもむずかしい。オートフォーカスであっても、暗いとほとんど機能しないので、多少迷っても「どうせテクノロジーでも無理なんだから」と落ち着いて合わせるのがいいのかな、と思い込んでやるようにしていた。

LCDVF液晶フード LCDビューファインダー HDSLR(Canon 1DmkIV/5D MKII/7D/500D/T1i/S90/G10 Nikon D90/D3100/D7000/D300s/D3s/S8100/P7000/P300 Pentax K-7/K-5/K-r)用[正規代理店ルート国内2年保証]

Wednesday, February 19, 2014

WOMAN IN THE DUNES/砂の女

I participated in the performance as a videographer in London.

WOMAN IN THE DUNES is one of the favourite novels written by Kobo Abe in 1962. It’s a great opportunity for me to join this project because both the fantastic performance and filming. Some of my findings after filming and editing will be shared in this blog.

英国版「砂の女」のプロジェクトにビデオグラファーとして参加した。1962年に安部公房によって書かれた本小説は、高校生のときに初めて読んでからときどき読み返すミステリアスな名作。

今回も、撮影に入る前に映画を見なおした。あれほど逃げたがっていた男の心境が熱中できることをひとつ見つけた後に変わっていく様子に、組織や会社で働き暮らす現代人の姿も重なって見えた。

今回の仕事の中では、そんな物語から新たに気づいたことと、撮影・編集の技術的なことからも気づきが多くあった。以後、デジタル一眼レフ(EOS 5D M2)暗所撮影した2時間程度の映像編集(Premiere, After Effects)していく中で気がついたことを記していきたい。

掲載予定の内容

  • 外付けビューファインダーでピントを追う
  • 手ブレを抑えるために
  • 編集アプリ
  • 美しく録音するために
  • 大容量ファイルの取り回し