Friday, May 17, 2013

Rethink project 02. Archive research/地域で保存されている古い写真から

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As the first step of researching the dockland, I began to visit the local picture library in this area. There are many interesting pictures related with this local street and building. 

This is one of them.

Watch House since 1821/監視小屋(現在:カフェ)

This small house called ‘Watch House’ in front of St. Marychurch. It was used for observing to prevent grave robbers from digging up bodies since 1821. “Bodysnatching was common in this area as surgeons at the local Guy’s hospital required fresh corpses and body parts for medical research.”[BBC] 
Surprisingly, recently it has been reopened as a cafe. Very small nice cafe.

When I visited this cafe without any knowledge, this was completely normal cafe for me. But after knowing it, the impression is totally different. This is very interesting experience for me after researching this archive photograph.

Needless saying, our living time in one area is quite limited. Knowing the history helps us to connect the memory of this place beyond the limitation. 

Probably I can find several unique places and the memories after this initial research. I will keep the research.

[日本語]

波止場地区のリサーチの手始めとして、地域の写真図書館に通うことにしました。近隣住民から集めた写真が大量にストックされています。(この場所は別途書きます)

その中からさっそく面白い建物を一つ見つけました。というか、何も知らないでこの前、珈琲を飲んだカフェです。。。

ライブラリーの近所の教会前に監視小屋と呼ばれている建物があります。これは埋葬した遺体の盗掘を防ぐために1821年から監視官が詰めていたところだということがアーカイブ写真とウェブで調べたところわかりました。

BBCの調べによれば「近隣の病院の外科医たちが実験用の遺体を求めていたことから、盗掘が頻繁にあった」という。

一年前には空家として放置されていたのですが、カフェに変わっています。外壁に墓石がたてかけてある趣のあるカフェ。

自分たちがその地域で生活できる時間は非常に限られてます。それは、外国人として一時的に住むという意味でもそうですし、仮に永住していてもよく住めて70年程度。時代を超えて地域の記憶に自分をつなげて、その場を楽しむというのもなかなかすてきじゃないでしょうかね。それに、過去の記憶とかその場所の特徴はほんとに知らなければ、我々の生活に何の影響もないものなんでしょうかね。この辺りも、今回トピックとして並行して考えて行きたいです。

予想通り、この地区にはとても面白い遺産が眠っていそうです。更にリサーチを進めていきます。

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1976. ©The Rotherhithe Picture Research Library 

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1981. ©The Rotherhithe Picture Research Library 



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May 2013. [ILFORD 400]

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May 2013 [ILFORD 400]. The signboard tells us this building was built in 1821 as a watch house. 1821年に建てられたと記されています。

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May 2013 [ILFORD 400]. 200年前からいつ頃まで墓荒しを監視していたのだろう。壁には墓石が。

Saturday, May 11, 2013

Rethink Project 01. Topic / プロジェクト「再考」のテーマ設定(日本語あり)

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Until 21st June, I will devote my time to Rethink project.  According to the course book, the aim is that “This unit challenges you to rethink your practice by experimenting with a new approach”.

In the spring term, the topics of my assignments were fixed by the tutor. From this term, these limitations are cleared at all. In addition, the new challenge is required.

It is the time I should go out from my confortable zone.

 

Topic brainstorming

Before joining this course, I thought my past major, social science(statistical analysis) and experience as a marketer should be used and merged with a photography. It is partially true, but it  also a limits for me. Now I am in the new world of a visual language such as photography and film, so it is better to be free from my past experience once. 

I decided 6 criteria to select my topic.  

1. Strong research: An area or subject that I can access almost everyday. So far, my projects were shot in out of UK or far from my living area. Then, it was not easy to follow up research. In this time, I hope to research as much as possible. 

2. Strong curiosity: A subject I can continue to think about it without boring.

3. View as a foreigner: A subject which is worth to be viewed by a foreigner. Or, a subject can be explored a new aspect through a view point of foreigner.

4. Not famous, but valuable

5. Enough potential audience

Topic. Hidden story in the dockland Rotherhithe. Focus on Rotherhithe street.

Considering above criteria, I realised my living area is really interesting. The area name is Rotherhithe in South East London. Here was a historical dockland until 1970s. There are still old heritage buildings and wharfs though these are used for a different purpose. This area is my running course as well. During a running, I often stop and observe an attractive heritage. Recently I realised how much I am attracted by this area and the local people. 

I lived several different cities and area in my life. Then I always could feel the atmosphere of the land. Some of them were “open”, but some were “close”. When I stayed in the “open” place, I wanted to live in there as long as possible. On the other hand, “close’ place made me depress. 

 I have been thinking about the reason for a few year.  Probably many factors decides it such as history, city planning, economy, politics and demography etc. So, it is good opportunity to devote my time to investigate and express the result as my photography work.  

 

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Google map 

How to do?

As my new challenge, a map and multimedia presentation will be applied to show my work. Multimedia means movie, sound recording, web, 3D etc. There are so many choices, but it is more important that the subject which I want to show. So I  decide this point roughly now. Perhaps, the usage of multimedia can be decided after this initial research.

ここから日本語版:

6月21日までは、プロジェクト”再考”に取り組みます。シラバスによれば、これまでに親しんだ方法を考えなおし、新しい実験的なアプローチ方法で作品作りをして自分の調査や表現の幅を広げようという意図があるようです。

先の春学期の間は、課題はほぼすべてテーマ設定がされていて、ここでも紹介しましたようにときには使うレンズや設定まで規定されていました。しかし、今度はそういった制約から解き放たれ、更に新たな挑戦が求められます。

今まさに、自分の安全地帯から踏み出すときなのです。まあでも、だからといって辛いことをするのではなく、わくわく感と楽しい!という気持ちがあることをやりますけどね。新たな冒険のはじまりです。

トピックについてブレインストーミング

このコースが始まる前は、できるだけ過去の専攻や職業経験が活かせるようにしていくべきだと思ってました。社会科学、統計学、マーケティングと写真の分野に関連性がきっとあると考えていたのもあります。確かに、過去の経験とブリッジをかけることによって、新しい発想が生まれたり、これまでにないものが生まれるのも確かです。しかし、手段と目的を履き違えると、それは単なる制限事項になってしまいます。自分も、ちょっとそれになりかけている気がしました。それは指導教授からの指摘で、はっと気が付きました。もっと、自由に発想していいんだ、と。「君、固すぎるからヌードとかやるくらいじゃないと!」と先生に言われて、かなりびっくり。もうドキュメンタリーヌードとかやっちゃうか、と思った時期もあります(笑)。

せっかく、芸術大学にやってきました。新しい表現の世界にいるのだからせめてこの再考プロジェクトでは自分を過去から解き放って、今ここで大切だと思えることに没頭してみたいです。過去の経験や記憶は、意識していなくても意思決定や視点で絶対に顔を出してくるはずなので、そういうときは上手く取り入れようと思います。

6つの選択基準

新しいリサーチアプローチというのもあるので、いくつかこういう要素はあってほしいという点を決めてみました。6つ出て来ました。

1.強力な調査の裏付け

対象にほとんど毎日アクセスできるくらい。ここまでいつも遠くの対象ばかりを選んできたので、もう一回追加調査したいと思っても、戻るのが困難でした。表層的な表現を避けるためにも、できるだけ何度も何度も取材できるところとしたい。

2.強い興味

どれだけ考えたり、撮影しても飽きない対象。まあ当たり前というかそうできたら理想です。でも、不思議なことに、ほんとに関心がないことでも大切そうだから、とかの理由で選んでしまうことがあります。今学生で自由なわけなので、ここはとことんこだわります。

3.外国人の視点が活きる

外国人の視点で再発見が得られるような対象。たとえば、イギリス人にとっては当たり前でも、改めて見てみたら貴重であることがわかるなど。僕自身、海外から日本に時々戻ると、あまりにきちんと整頓されたキヨスクや自転車に驚きます。自販機も。満員電車に並ぶ人々も。日本にいるときは、完全に普通だと思ってましたけれど。

4.有名ではないが、価値が高いもの

有名なものは、マスコミやもうほかの誰かがすると思うので、隠れた物語を探して、表側に引っ張り出したいと思います。

5.作品を喜んでくれる人が一定数いそうな対象

これはシラバスにも書かれているし、僕も大切なことだと思ってます。一方的に発信するのではなく、見てくれる人を想像しながらその人達のこころに届くように考えたい。まあマーケティングですな。

仮タイトル:波止場町ロザハイスに眠る物語。ロザハイス通りを中心に。

という感じで、まずは仮タイトルを置きたいです。上記の条件を考慮して考えると、今住んでいる地域が大変興味深いということに気づきました。ロザハイスという南東ロンドンのテムズ川沿いにある旧港町です。1970年代まで、多くの船が出入りし、波止場労働者たちであふれていた歴史ある町です。17世紀にアメリカを開拓しに出かけたメイフラワー号が出港したのもここです。

このあたりには今でもたくさんの歴史的な建物が残っています。それらの多くは既に別の目的で使われていますが、とても魅力的です。ここは自分のランニングコースにもなっているので、よく立ち止まってそういった名残や風景を眺めては楽しんでいます。

今回、テーマを決めるに当たって、自然にここをやってみたいと頭に浮かんで、自分がこの旧波止場と地域の人々にどれほど魅せられているということがわかりました。

いままでいろんな町へ出かけて、そこで気がつく開けている場所、閉じている場所という感覚を持って来ました。開けた所には、ずっといたいと思えるけれど、閉じたところにいると気分が滅入るような萎縮した感じを得ます。

その基準でいうと、ロザハイスは開けた古い地域です。そういう気分がどこから来るのか、長らくテーマとしてもっていました。それは都市計画だったり、歴史的に背負っているものとか、今住んでいる人たちの社会・政治・経済・人口的要因だったり、さまざまな要素がある。今回、いい機会なので、そういう開けた事例として研究し表現させてもらおうかなと考えてます。

もう、卒業までここ住むと決めてるし、毎日散歩したいくらい美しいし、過去の記憶が町のそこら中に感じられて、もうこれはここやるしかないでしょ、という感じです。

 

どうやってやるか

今回は、テーマとは別に取り組み方法自体に挑戦が必要です。ということもあり、まずは要素として地図、マルチメディアを活用して作品作りをして行きたいと思います。マルチメディアは、写真(デジタル/フィルム)、動画、音、ウェブ、3D技術などをリストアップしておきます。選択肢はたくさんあるのだけれど、やっぱりこれは方法なのでまずはテーマをしっかりと冷たいです。そうしたらどう見せたいかで次第に決まってくると思います。

それでは、まずは方向性を決めたのでこれから邁進して行きたいと思います。リサーチ結果、写真などなどUPしていきます。

Sunday, May 5, 2013

西原理恵子の「あなたがいたから」

今回は、コースワークから離れて、漫画家の西原理恵子さんのことを書いてみます。西原さんからは仕事や家族について、そのどちらに関する発言からも影響を受けてきたこともあって、久しぶりに振り返りたくなりました。
 
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西原さんの本をはじめて読んだのは、昔、待ち合わせ先の本屋さんで友達にもらった「はれた日は学校をやすんで」が最初でした。
 
 
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イラストはご自身でも言っているようにへたうま路線ではじめて見た時は、なんか微妙だ、これはおもしろいのかなー?と思ったものです。

でも、その作品の中にときより散りばめられている悲しみと安堵が入り交じった情景に、いっきに引き込まれる独特の力があって忘れられない箇所がいくつかできた。

「はれた日には学校をやすんで」第4話ジョン
年老いて病気になり吐き続ける愛犬ジョンに寄り添いながら、
「ぼくはできるだけジョンのそばにいた。ぼくはジョンが死ぬことにゆっくりと心のじゅんびができていった。」
「ジョン、おまえもう しんだほうがええのかなあ」

ジョンは次の日しんだ。
ぼくはほっとして泣いた。


ボロボロになっても生きようとしていたジョンに、もう死んだ方が楽になれると言う飼い主の少年。子供ごころなら、過去に思いを馳せて泣くのが普通なのかと思っていたので、ほっとして泣いた彼の気持ちがどこからくるのか、それから気になっていました。

この箇所をずっとおぼえていて、帰省したときに妹に話したら、そういえばNHKで西原さんと夫の鴨志田さんの話をやっていて、泣けて仕方がなかったとのこと。

あの作風の裏側にある彼女の経験に関心を持っていたこともあり、番組を見たくなりました。

単行本化された本を読み、録画された番組もじっくり見てみました。

西原さんは二人の父親をアルコール中毒とギャンブルによる自殺で亡くしています。母親は、そんな「負の波」から逃げ出すようにと、全財産から自分の最低限の生活費だけ(2割り程度)を差し引いて、残りの100万円を渡して東京へ行くように送り出す。その配慮があって西原さんは武蔵野美術大学に入学する。
コースの学生たちの技術の高さに驚き、売り込みに行った編集者には「よくそんな絵で売り込みにくるね」と嫌味を言われても、それが自分の強みとして好きな絵で生計をたてることをどん欲に目指していきます。
 
「へたにはへたで生き方がある」と、小さなイラストの仕事からギャンブル漫画、水商売などさまざまなバイトや仕事をしながら、自立した漫画家へと着実に成長していくのです。
 
西原理恵子が語る仕事

「仕事はありがたいものですから、ありがたくやらせていただくしかなかったです。
私、今でも思うんですよ。(中略)『やりがいがない』とか、『自分の実力はこんな仕事じゃ発揮できない』ってケチをつけるでしょう?
その理屈がわからないですよね。せっかく仕事をもらったのに、どういう心構えで言うんだろうって。
本気で言ってるんなら、笑っちゃう。
そんなヤツの仕事が、いい仕事になるわけはないよ。もらった仕事にガタガタ文句を言うな。
そんな態度で、自分が本当にやりたい仕事にたどり着けるわけなんかないよ、って。」(41p)

と、これが西原理恵子さんの人となりをあらわすいくつかのエピソードですが、この番組と本のテーマは、そんな仕事に対する情熱と同時進行に存在していた夫である鴨志田さんとの出会いと結婚、別離にあります。
西原さんは20代のこと絵がかける仕事ならどんなことでもしていくという中で、ギャンブルを描く仕事では取材を兼ねてやっていて自分もギャンブルの道へ引き込まれてていました。
 
5000万円をギャンブルで失うまでになった西原さんを救ったのは、戦場カメラマンの鴨志田さんでした。西原さんは、彼と取材先のミャンマーで偶然、本来の通訳の代役として出会う。
彼は、ギャンブルにおぼれて抜け出せない西原さんを旅に連れ出し、「戦場ではみんな命をかけている」とお金を命と賭けるもののスケールの違いを西原さんに実感させます。
 再び鴨志田さんから強い印象を受けたのは、百万円を持って一緒にカジノに行った夜のことだった。
 西原さんは、大きいカネを張っている”格好いい自分”を、鴨志田さんに見せたかった。
「女なのにすごいでしょ。こんな大きいおカネを一回に張って、負けても顔色ひとつ変えないのよ」
 ところが、気が付くと、鴨志田さんは、空ろな顔でつまらなそうにして立っている。
「何よ、男のくせにギャンブルもできないの」
 と悪態をつく西原さん。
 その時、鴨志田さんが発した思いもよらないひと言が、西原さんのその後の人生を大きく変えることになる。
「つまらないよ、こんなの。何が面白いの? あのさ。本当のギャンブルだったら戦場が一番だよ。みんな、命懸けてるんだからさ。僕と一緒に行ってみない? 君の知らない世界を見せてあげるよ」
 その言葉を聞いた途端、西原さんは、目の前のダイスやカードがすごくつまらないものだと思えた。答えは出ていた。
「それ、行く行く。連れて行って」
 今でもふと、思うことがある、と西原さんは言う。もしあの時、鴨ちゃんに出会わなかったら、私はどんな人生を歩んでいたのだろうか。もしあの時、ついて行くと言わなかったら、あんなにつらい思いをせずにすんだのにと。

戦場の貧しい村を一緒にまわっている最中に、撮られたふたりが笑顔の写真は、ほんとにいい写真で幸せそう。その後、すぐに二人は結婚することになる。

「アジアの人は、泣くことと笑うことがとても上手なんだよ」

 どんなに貧乏で悲惨な暮らしでも、アジアの人たちは笑っていた。鴨志田さんが撮った戦場写真の中でも同じ。人々はやはりみな、笑っていた。生まれてから70年も80年もひたすら貧困の中で暮らし、戦争や内戦に翻弄され続け、人生で一つもいいことのなかったようなおじいちゃんやおばあちゃんが、カメラを見て笑っている。

 そんな生きる強さこそ、鴨志田さんが西原さんに見せたいものだった。

 どん底でこそ笑え。


でも、鴨志田さんは、あまりに悲惨な経験を戦場でしたため、日本に戻ってからPTSD(心的外傷後ストレス障害)になり、飲酒に逃げ込むことになってしまうのです。

西原さんは7年間鴨志田さんの傍らで、アル中に苦しむ姿を支え続けます。しかし、家庭で暴れののしり続ける生活に耐えきれず、遂には手を離す覚悟をしたのです。
二人の「子供を守るために、死んでもらおうとおもった」と西原さん。
アル中は病気なのだから、医師が見るべきで、もっと早く手を離してあげられれば、助かったかもしれないのに、とも。

鴨志田さんは、別居後、病院に入退院し続けながらも、家族に戻りたいとの一心で遂には克服に成功する。アル中って、非常に治癒率が低いということをここで初めて知りました(10〜30%諸説あり)。

しかし、せっかく治って戻ってきたら、今度は末期がんに冒されていることが判明します。西原さんたちは、悲しみの中にも、家族で笑って過ごすことを約束して最期の数ヶ月を一緒に暮らしはじめます。

最期に立ち会う時、西原さんは最期まで笑って送り出そうと決めていたのに、泣き止むことができませんでした。

そんな西原さんに、ふたりの子どもが最初にしてくれたことは、思い切り変な顔をして、お母さんを笑わせて元気づけることでした。「どん底でこそ、わらえ」を実行してくれたのは、ふたりの子どもだったのです。

西原さんの漫画「毎日かあさん4」の中で、夫を送った後、こんな一コマがある。

「神さま、私に子供をどうもありがとう。」

この番組と本を読んで、少年がジョンに言った「おまえ、もうしんだ方がいいのかもな」、「ぼくはほっとして泣いた」の意味が彼女の歩んだ人生の延長線上にあることを知りました。

きれいごとが嫌いという西原ワールドは毒がいっぱい、でも子供に対する愛情があの絵の中に詰まっていて笑え、そして時々泣ける。
「あなたがいたから」。これはシリーズのタイトルですが、西原さんの話を聞いてそういえる存在があるのはすてきだなと思います。
 
  
Friday, May 3, 2013

Summer term has started!/夏学期がはじまりました!

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4月15日から夏学期が始まりました。約一ヶ月近く春休みがありましたが、実際は実技と理論のエッセイの課題がしっかり出ていたので気の抜けない期間でした。結局、すべてを提出し終えて開放されたと思ったのは新学期開始の1日前。(ヨルダン、スリランカにも課題を持参で行ってました)

今のコースは実際の出校日は多くはないものの、自立した課題制作や学習があるので、それなりに自問自答したり誰かに意見をもらったりと考える習慣はつきますね。座学や議論はそこそこにして、考えて出かけて調べて手を動かしてつくるというのが重視されています。

さて、今学期は大きく二つの単位を取得することとなります。

シラバスの情報だけだと抽象的であんまり情報がない中でスタートして、果たして何をするのやらと思っていたのですが、実際はじまってみるとこれはなかなか面白い。

1.Documentary Practice with Research[40] 400h リサーチ方法論に基づいたドキュメンタリー実技 〜通称「Re-thinkプロジェクト」

Aims(目的)

This unit aims to further develop the methodology learned in unit 1.1(Documentary practice in the spring term) and also to equip you with the analytical methods necessary to research and produce an extended photo essay or documentary project, whilst encouraging you to explore your own potential within the medium and to develop your own individual photographic vision. It will also examine the marketplace for photography, including the role played by agencies, and legal issues including copyright and privacy. 

This unit challenges you to rethink your practice by experimenting with a new approach. The process and journey of exploration that is made is as important as the destination, i.e. the final product. In addition to the practice portfolio itself, you are required to evidence your explorations in a reflective way and to write a critical report as part of the final assessment.

いろいろ書いてありますが、要するには、これまでの方法を一度解体して、これまでやって来なかった新しい方法を試してみようという実験的なプロジェクトです。「Re-Think」プロジェクトと呼ばれています。

テーマ、使う機材、編集・表現方法などなど、実験することが奨励(必須)されます。自分の殻を破ってないと思われれば、容赦なく「安全地帯」から出ていない!と指摘されます。大判、中判、トイカメラ、iPhone、ピンホールカメラ、ビデオ、サウンドレコーダーなど機材だけでもいろいろありますが、いちばん重要なのはやっぱりテーマでしょう。テーマに応じて、必要なものと必要かわからないけど実験的に織り交ぜてみるというのが面白そう。

人間、大人になると少しずつ慣れてしまって自分の得意な方法や楽な方法を続けてしまう傾向があるのでそこを一旦出てみるのは大切です。僕は、この分野に来た事自体、人生のRe-Thinkな気はしますが、たぶん変に過去の経験が自分の発想を縛っていることも多いと感じる最近です。使えるものは使って、でも無理やり使うようなことはもうやめようと思います。

最終アウトプットは、作品のパッケージとその説明500字程度、試行錯誤の道筋説明1500字という3点セット。6月下旬までの約8週のプロジェクトとなります。

1月のコーススタートのときにもこの科目の内容をざっとこんな感じかなと書いてます。今は、より具体的になっていて、リサーチの方法論は、学術、芸術、ジャーナリズムにそれぞれ特徴があってそれぞれを融合するもよし、どれかに重点を置くもよし、対象に適切な方法を試行錯誤する過程自体を考え実践することに意味がありそうです。特定の方法に完全にのっかるのは、アートやドキュメンタリーでは面白くないので、一旦考えなおしてみたいものです。あと、自分の作品の市場価値や倫理的課題についても配慮せよとあるのがポイントですね。

2.Critical Perspectives on Photojournalism and Documentary Photography[20] 200h  フォトジャーナリズム・ドキュメンタリー写真に関する批評と展望 2学期目

This unit will equip you with a theoretical and ethical framework with which to inform your practice. The resulting research assignment is designed to demonstrate your research skills and critical awareness of photography and related media within their larger cultural, political and economic contexts. It builds on the research and critical skills demonstrated previously in unit 1.2(History of Photojournalism and Documentary Photography), but incorporates the wider sphere of media in which photography operates, and emphasizes primary research and a variety of possible research ‘artefacts’ or outcomes as well as the traditional essay format. You will engage with appropriate research material in a focused and strategic way to carry out independent research and produce appropriate research outcomes.

このマスター・コースは、実技と理論がほぼ同じくらいの重みでここまで来ています。1が実技ならば、この2は理論や歴史面からフォトジャーナリズムやドキュメンタリーの分野でどのような問題やムーブメントがあり、それを実際にはどのような事象になって現代社会に現れてるかを調べて制作もしくは記述することが求められています。

昨年の事例だと、ベトナム戦争における報道写真の役割とその後への影響だとか、武器とそれによる被害の実像だとか、写真イメージの政治プロパガンダにおける役割などを扱ったそうです。

原則、大学内外のアーカイブ資料を二次的に利用することが義務付けられています。巨大な壁紙を作るもよし、映像でもよいし、本でもいいし伝統的なエッセイスタイルでもよいとのこと。

文学や地政学的なものとの絡めても面白いなと僕は考えてます。

ちょっとこの科目は自分の中でもまだ消化中でブレインストーミングの段階です。そろそろ絞込みをしていかなければですけれど。

 

これらの他には、マルチメディアでの作品づくりや瞑想に基づく撮影など特別講師によるクラスが毎週入るのでそちらも楽しみです。

今学期は先学期とは違い、テーマを自分で設定してリサーチと実践を繰り返しながらフィードバックを得ていくのでクリエイティビティがより問われるところです。

今学期も、思考や作品のプロセスをブログに記して、Re-Thinkの過程を晒して行きたいと思います・笑

Picture caption:

The “Philosopher’s Path” for me. I often walk and think about something along this river side. I only enjoyed to walk under the sunny blue sky. Today is a perfect spring day, but tomorrow may be winter again.

”哲学の道”と勝手に呼んでいるテムズ沿いの道。よく考えごとをしながら歩く。天気が気持よくて今日はただ歩いた。今日は春だったけど、明日はまた冬かもしれない。

Thursday, April 25, 2013

Portrait in Amman, Jordan

The Spring semester finished at the middle of March. 

The new course assignment always pushed me to break my mental block to photograph a stranger. I could enjoy to talk with a stranger through a photography. Before the course starting, I seldom asked people to take their picture in both a daily life and travel.  In that sense, my communication skill was improved through the course work.

It was impossible to learn this kind of skill without many practical assignments. Every week, the deadline was so tight that I could not hesitate to negotiate and photograph. Moreover, I realised a research about my model was most important thing. I think it is very similar with a process of interview.

I was satisfied with the spring term activity. The summer term should be more than the spring! 

ポートレイト、アンマン・ヨルダン

3月20日に春学期が終わりました。

1月から約2ヶ月半という一見短く見える期間でしたが、毎週締め切りまで走り続けた気がしています。いろいろレビューすることはありそうですが、一番の収穫は、知らない人のポートレイトを撮ることが割りと自然にできるようになったということです。以前は、声かけて写真取らせてもらうなんてことは滅多にありませんでした。そういう意味では、春学期に得た写真を通してのコミュニケーション力の向上は大きな進歩といえます。

こういうのは、座学では絶対学べない。躊躇していては間に合わない課題をこなすために撮りたい人を探して、お願いして、撮影して編集してというプロセスが効果的だったようです。ただ、インタビューと同じで行き当たりばったりとしっかり対象をリサーチしての撮影は意味も成果も異なることも知りました。

その意味で言えば、この写真たちは旅人の視点ですれ違った人々をおさめたものです。深みを得るには、その被写体のことを出来る限り知る必要があります。

春学期を終えて思う修士のドキュメンタリー写真コースの強みは、まず与えられた課題を決められた期間で自分の快適空間から踏み出して撮るということを身をもって覚えさせるという点だと認識しました。非常に実践向きの良いコースです。さて、夏学期はどうなるでしょうか。

Tuesday, April 16, 2013

Dead Sea, Jordan.

あまり説明はいらない有名な死海。辺り一面は、高級リゾート地として4つ星以上のホテルが立ち並ぶ。ホテルから庭を通じて死海へアクセスできて、ひとの手が入りきれいにつくりあげられたビーチがある。

だからといって、それは味気ないかといえば、ディズニーの世界が物語をその場につくりあげているのと同じで、かなりすてきな場所だと思う。

ただし、ここは大切な人とゆっくりとした時間を過ごすのにくるのに適したところであり、バックパッカーには不似合いな場所ではないだろうかと思ったりもした。

撮影について:多くは28-75mmのズームを使った。景色の撮影では、隅々まできっちりと描写するためF8.0〜11くらいを使うとよいのではあるが、死海は絵画なような印象が強く、絞り開放F2.8やF2.0を使ってソフトな描写を試みた。

Centre of Amman, Jordan

‘Lonely Planet’という英国版’地球の歩き方’に、ヨルダンの名物は温かいおもてなしとあった。実際、町を歩いていると人々は非常に親切にしてくれた。折しも、サッカーの対戦があったのでややそのネタに執着するのは、それだけヨルダン人がサッカーを愛しているからだろう。日中のダウンタウンを歩く。アジア人は極めて少なく目立つのだが、だからといってものを売りつけようと寄ってくる人もいない。

ヨルダンでは年に20日くらいしか雨が降らないのだという。訪問時は日中25度、夜は10度以下で肌寒いという天候だった。からっとした天候は過ごしやすい。

丘陵地帯に立ち並ぶ家屋は美しく、坂を登ったときに特に感動した。

ときおり人々に写真を撮らせてくれとお願いして街歩き。旅の始まり。

Thursday, March 28, 2013
Portrait in Amman, Jordan
I’m visiting Amman from 24th March.
Talking about Jordan vs Japan football match 26th for W cup with some local people. According to their opinions, Jordan team is the best member than ever before.Their expectation is that Jordan would win for 2-1! Mine was 0-3 for Japan. However, actually their expectation came true!
As my spring semester outcome, I could ask a stranger to photograph without hesitation. I always respect my model and just ask it!
休みを利用してヨルダンに来ています。アンマン市内で明日26日のW杯最終予選サッカーについて地元民と意見交換。彼らによれば、今回のヨルダン代表はこれまでで一番だそうだ。おじさんたちの予想は、2−1でヨルダン勝利。自分の予想は0−3で日本。結果的には彼らの予想が的中してしまいました。
大学院春学期の成果としては、知らない人にお願いするのに躊躇がなくなったということが挙げられます。これは大きな進歩。尊敬の念を持ちつつ、ただお願いするのみです。

Portrait in Amman, Jordan

I’m visiting Amman from 24th March.

Talking about Jordan vs Japan football match 26th for W cup with some local people. According to their opinions, Jordan team is the best member than ever before.
Their expectation is that Jordan would win for 2-1! Mine was 0-3 for Japan. However, actually their expectation came true!

As my spring semester outcome, I could ask a stranger to photograph without hesitation. I always respect my model and just ask it!


休みを利用してヨルダンに来ています。アンマン市内で明日26日のW杯最終予選サッカーについて地元民と意見交換。彼らによれば、今回のヨルダン代表はこれまでで一番だそうだ。
おじさんたちの予想は、2−1でヨルダン勝利。自分の予想は0−3で日本。結果的には彼らの予想が的中してしまいました。

大学院春学期の成果としては、知らない人にお願いするのに躊躇がなくなったということが挙げられます。これは大きな進歩。尊敬の念を持ちつつ、ただお願いするのみです。

Saturday, March 9, 2013

Assignment_5 Environmental Portrait 03

Tony, Head Doorman in The Savoy

SAVOY HOTEL is one of most luxury hotel in London. The door man, especially the head, has attracted me for a year. Finally, I asked him to photograph in his work place. I could recognise he is a head doorman as his air and confidence without any explanation.He was so professional attitude against me when I asked to photograph in this time.  A high standard hospitality and pride starts from the entrance. I hope to become a right person to stay in here in future. 

トニー、サヴォイホテル・ヘッドドアマン

サヴォイホテルといえば、ロンドンでもトップレベルの高級ホテル。昨年からこのホテルの前を通るたびに、ドアマンたちの仕事ぶりに魅せられてきました。特に、その中でも長であるトニーさんはもてなしのプロ中のプロです。事情を説明して10分間だけ撮影の許可をもらいました。この人が長だよなと一目見てわかる存在感と風格、さすが老舗高級ホテルです。対応もとても親切なものでした。聞いたところでは、このホテルは単にお金の問題ではなくお客の側が選ばれているような敷居の高さすらあるといいます。いつか、このホテルが似合うようになりたいものです。

 

Condition: 50mm f1.4, 5D M2

 

Monday, March 4, 2013

LIFE FORMULA FOR VISUAL VARIETY /ライフ方程式と写真カットの種類

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Kenneth Kobre, the author of  ‘Photojournalism: The Professionals’ Approach’ mentions 8 basic types of photograph for Life magazine. Life magazine was very famous magazine to be published from 1936 to 2007. 

Though the presentation methods are more variety than ever such as web or book, it surely includes the basic element to deliver the reality to a reader.

For an assignment at the old Life magazine, photographers were to shoot at least eight basic types of photos to ensure visual variety for a layout.

1. OVERALL: A wide-angle or aerial shot to establish the scene.

2. MEDIUM: Focuses on one activity or group.

3. CLOSE-UP: One element, like a person’s hands or an intricate detail of a building.

4. PORTRAIT: Either a dramatic, tight headshot or a person in his or her environmental setting.

5. INTERACTION: People conversing or in action.

6. SIGNATURE: A summary of the situation with all the key story-telling elements-often called the decisive moment.

7. SEQUENCE: A how-to, before and after, or a series with a beginning, middle, and end(the sequence gives the essay a sense of action).

8. CLINCHER: A closer that would end the story.

 

*Keep in mind that following the Life formula does not necessarily produce a newsworthy or narrative story.  Instead, the formula helps assure that a photographer’s take is not confined to portraits or medium shots. The Life formula provides no guidance in the content or the structure of a story.

p.244

As a comic book is very popular in Japan, I think these 8 picture formula are familiar with me. Especially, Dragon Ball reminds me these rules. The story always applies these 8 rules to tell the story. 

フォトジャーナリズム”プロフェッショナルたちのアプローチ”というで雑誌ライフが求めた8つの写真のタイプが説明されているのでご紹介。ライフというのは、1936〜2007年まで発行されていた写真週刊誌のパイオニア的存在でした。

メディアが紙雑誌であったことから今の時代なら更にいくつかあるでしょうが、読者にリアルさを伝えるための本質はこの8つでほぼ網羅されているのではないでしょうか。

1. 全体: 広角で全体の様子がわかるイメージ。 

2. 媒介者: 活動中の個人やグループに集中したイメージ。

3. クローズアップ: 人の手や建物の特定箇所の詳細なイメージなど、クローズアップイメージ。

4. ポートレイト: 顔だけにフォーカスした躍動感あるポートレイトやモデルの職場や暮らしの場での環境ポートレイトショット。

5. 反応: 人々の対話や反応。

6. シグネチャー(テーマ): 一枚にストーリーを語るために不可欠要素(モノ、動き、反応など)が全て写し込まれている一枚。決定的瞬間と呼ばれる写真もある。

7. 連続性: ことの成り行きの前後、シリーズもののはじめ、半ば、終わりなど時間軸が組み込まれたイメージ。

8. シリンダー(フィニッシャー): ストーリーを締めくくるイメージ。

注意:このライフの方程式に従うことが、ニュースや物語制作に不可欠だという意味ではないことに留意されたし。あくまで写真の定義である。この方程式は、物語の内容や構成のためのガイドラインではない。

p.244

日本人は漫画を読んで育った人が多いから、コマ割りやキャラクターの配置など、ここでいうところの8つの方程式を幼い頃からたくさん見ていてイメージがしやすいかもしれませんね。特に鳥山明のドラゴンボールは全体と部分、連続性を上手く描写していたことを思い出します。

Photojournalism: The Professionals’ Approach

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